ビル・ゲイツ氏がトイレ革新推進 LIXILと連携、技術で衛生環境改善

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  • ダーバンにある公衆トイレで手を洗う女性(ゲイツアーカイブ)(ブルームバーグ)

 経営の第一線から退いて久しい米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が今真剣に取り組んでいるビジネスがトイレだ。世界中の衛生環境改善を通じ多くの命を救い巨額のコスト削減にもつながる可能性のあるトイレの技術革新に懸けている。

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は公衆衛生のリサーチ資金として7年で2億ドル(約225億円)を投じた。

 新たな技術を活用したトイレの北京での博覧会「リインベンテッド・トイレット・エキスポ」に参加したゲイツ氏は6日、トイレの最新テクノロジーには「ここ200年近くの公衆衛生で最も重要な進歩が見てとれる」と述べた。

 同氏によれば、新しいテクノロジーを導入したトイレ市場は2030年までに世界で年60億ドルを生み出す可能性があり、LIXILグループなどの企業を引き付けている。

 LIXILは同日、世界初の家庭向け「リインベンテッド・トイレット」を開発し2つ以上の市場への試験導入を見据えたゲイツ財団とのパートナーシップ締結を発表。

 同社の瀬戸欣哉社長は発表資料で、ゲイツ財団と「パートナーシップを組むことにより、人口の急増、都市化の急速な進展や水不足など、今日われわれが直面している新たな課題に対して、これまでにない新しいソリューションをもって貢献できることに大変期待している」とコメントした。(ブルームバーグ Jason Gale)