トップは語る

市民と行政が協働、3つの基本目標推進へ 福岡・春日市長に聞く (1/2ページ)

 --多くの自治体で人口減少が懸念されている中、福岡県春日市は2040年に微増するとの予測が出ている

 「いくつか要因はあるが、春日市は、市民と行政の協働という取り組みを行っており、それが、子育てのしやすさや温かみのある地域社会につながっている。市民と行政が、一緒に汗を流して町づくりをしていこうという取り組みの成果が出ていると思う」

 --「春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略」とは

 「将来的に人口10万人を維持するために、3つの基本目標を掲げている。1つが若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなう町づくり。2つ目が、九州で最も住みやすい魅力ある町づくり。3つ目が、超高齢・人口減少社会に対応した持続可能な町づくり。良好な住宅都市であるがゆえに、やはり、『ここで生活して良かった』という実感を持ってもらわないといけない。そのためには、市民と行政が密接な関係を持つことが大事で、『出前トーク 市長と語る』という市民と行政が意見交換する場を設けた。人口減少社会に入っていく中で、自治会と行政が対等な立場になることが必要だ」

 --仕事の創出については

 「大きな企業はないが、商工会が中心になって市内で創業する人に対し、中小企業診断士による個別専門指導を行うなど支援に力を入れている」

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus