米中首脳、来月1日に会談 クドロー氏、不調なら追加関税用意も

記者会見するクドロー米国家経済会議(NEC)委員長=27日、米ワシントン(AP)
記者会見するクドロー米国家経済会議(NEC)委員長=27日、米ワシントン(AP)【拡大】

 クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は27日、ブエノスアイレスで30日から開催される20カ国・地域(G20)首脳会合を前にホワイトハウスで記者会見し、トランプ米大統領と習近平中国国家主席が12月1日に同地での夕食の席で会談することを明らかにした。

 クドロー氏は、トランプ大統領は習主席との会談で状況が打破されると期待しているが、進展が見られなければ追加関税を賦課する用意もあると述べた。米中は依然として、中国が知的財産を盗み技術移転を強制しているとの米国の非難など重要な問題で意見が対立していると説明した。

 また、「トランプ大統領は取引できる可能性がかなりあると考えており、その可能性を排除していない」と語った。

 クドロー氏は「当然のことながら、これは重要な会談だ。導かれる結果は非常に大きい」「新たなページを開き、行き詰まりを打開する好機だ。習主席は本腰を入れて、新しい考えをわれわれに提示することができる」などと述べた。

 その上で、「行き過ぎた表現は慎みたいが、トランプ大統領はある程度の楽観を示した。その楽観を強め、新たな関係に踏み出す機会がわれわれにはある」と語った。米側から会談に同席する当局者については言明を控えた。

 ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)によれば、トランプ大統領は習主席のほか、韓国の文在寅大統領、トルコのエルドアン大統領、安倍晋三首相、ロシアのプーチン大統領らと個別会談を行う予定。

 ホワイトハウスのサンダース報道官によると、トランプ大統領はメルケル独首相とも会談する予定。(ブルームバーグ Saleha Mohsin)