NY株反発、199ドル高 米中摩擦緩和に期待

 11月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比199・62ドル高の2万5538・46ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は57・46ポイント高の7330・54と反発した。米中貿易摩擦緩和への期待感が相場を押し上げた。

 米中首脳会談を控え、通商交渉について「意見の一致が徐々に増えている」との声が中国側から伝わり、投資家心理が改善。建設機械のキャタピラーや半導体のインテルが買われた。

 一方、マレーシアの政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職疑惑で、アナリストが投資判断を引き下げた金融のゴールドマン・サックスや、最大約5億人の顧客情報が流出した恐れがあると発表したホテルチェーンのマリオット・インターナショナルは売られた。(共同)