米の若年層たばこ規制がチャンスに 加熱式「アイコス」低リスクで認可観測

 米当局が若年層の喫煙防止に乗り出したことが、米老舗たばこ会社フィリップモリスインターナショナル(PMI)の加熱式たばこ「アイコス(iQOS)」にとって思いがけない追い風となる可能性が出てきた。

 アイコスは日本や韓国などの市場で既に販売されており、米国での販売申請についても米食品医薬品局(FDA)が審査中だ。

 PMIは習慣的な喫煙者向けに「リスクが低減された製品」としてアイコスを売り出すことを目指している。実現すれば、2008年に同社からスピンオフし、米国でのアイコス販売を担うことになるアルトリア・グループにとっても恩恵となる。

 ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ボニー・ハーゾグ氏はリポートで、FDAがメンソールたばこ削減に動けば、アイコスにプラスとなると指摘。FDAがリスクの少ない製品に乗り換える喫煙者を増やすため、メンソール風味の電子たばこを当面認めることにするかもしれないからだと説明した。

 また、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のメンソールブランド「ニューポート」などから顧客の乗り換えが加速する可能性があるとの見方も示した。(ブルームバーグ Tiffany Kary)