ベトナム、電力卸売市場開設へ 「04年からの念願」、来年から

 ベトナムは市場経済化を進めるなか、念願の国内電力卸売市場が2019年から開かれるもようだ。国営ベトナム・ニューズによると、首都ハノイでの会議でホアン・コック・ブォン産業貿易次官は「競争力のある電力市場の実現は電力部門の長期計画に沿ったもので、04年に電気法が施行されてからの念願だ」と述べた。

 電力市場は、発電、卸売り、小売りの3部門で構成される計画だ。発電市場は既に12年に始まっている。政府は、来年の電力卸売市場開設を経て、最終段階の小売市場の実現に臨む姿勢だ。

 卸売市場の実用化実験期間では、性能測定基準が厳しく運用され、サービス改善が求められた。「実用化実験に参加した企業や配電業界は、徐々に新しいメカニズムに慣れ親しんできている」とブォン産業貿易次官は指摘した。産業貿易省は、関係機関に対し、今年中に実用化実験を終了するよう指示している。実用化実験の期間中に、情報インフラを改善し、市場の仕組みを整える構えだ。(シンガポール支局)