資金を引き揚げ現金保有へ…急落懸念、ハイテク株に悲観論広がる (1/3ページ)

ナスダックに設置されているモニターに映し出されたアマゾン・コムのロゴ(ブルームバーグ)
ナスダックに設置されているモニターに映し出されたアマゾン・コムのロゴ(ブルームバーグ)【拡大】

 スティーブ・ホフマン氏はおなじみの紫と青の格子柄のシャツで現れ、マイクを握るやシリコンバレーの楽観論を披露する。インスタグラム、エッツィ、チェンジ・ドット・コム、フォースクエアと、これまで成長を支援してきた企業の名前を交え、自身の起業支援の実績を宣伝した。

 売りの動き悪化一途

 インキュベーター(起業支援組織)のファウンダーズ・スペースを2011年に創設した同氏の話に聞き入っているのは、20代の聴衆だ。自分たちの夢に賭けてくれそうなベンチャー投資家らに直接会おうと、サンフランシスコのとある会議室に詰めかけた。

 ただ、これより少し前の時点で、ホフマン氏の口調はずっと悲観的だった。実のところ、自身の資金をポンと差し出すことはほとんどしていないという。テクノロジー株はバリュエーションが数十年にわたって高騰しており、このところのナスダック100指数の下落は想定された。公開市場での株売りの動きはますます悪化するばかりで、今度は高止まりしてきた非公開の新興企業のバリュエーションも押し下げ始めるのではないかとホフマン氏は懸念する。

続きを読む