「検閲前提の検索」不安残す アルファベット会長、中国戦略は手探り

ブルームバーグ・テレビのインタビューに応じる米アルファベットのジョン・ヘネシー会長(ブルームバーグ)
ブルームバーグ・テレビのインタビューに応じる米アルファベットのジョン・ヘネシー会長(ブルームバーグ)【拡大】

 米アルファベットのジョン・ヘネシー会長は最重要の幹部が掲げる戦略に確信が持てないでいる。

 ほかでもないグーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)の中国戦略のことだ。中国市場向けに検閲を前提とした検索エンジンを開発し、グーグルはこれを武器に中国市場への再参入を果たすという算段をピチャイCEOは描いている。

 ヘネシー会長は「私が心に抱き自問し苦しむと思う問題は、ある部分で規制され検閲されても、それなりに機能する検索エンジンなら、あまり良くない検索エンジンを中国国民に提供するよりもましだろうかというものだ。そして、それが彼らの生活を向上させるのだろうか」と語った。

 たとえ妥協しても、中国に進出することがグーグルのためになるのかとの質問に対しては、「その答えは私には分からない。もっともな疑問だと思う」と同会長は述べ、「中国でビジネスをする誰もが、中核となる価値観をある程度妥協している。どんな企業であれそうだ。中国の法律がわれわれの国とはかなり違うためだ」と説明した。(ブルームバーグ Brad Stone)