エヌビディア・AMDに逆風 全GPU不採算で短期的影響

 RBCキャピタル・マーケッツは、エヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、仮想通貨の価格急落で「全てのグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)が不採算」になったことから短期的に逆風に見舞われる可能性が高いと予想した。ただ、両社の長期的な成長トレンドは無傷のままだと付け加えた。

 アナリストのミッチ・スティーブズ氏は仮想通貨のマイニングに使用されるGPUについて、「簡単に言えば、高品質の暗号化マイニングGPUは前四半期の時点でまだ利益を上げていたが、現時点で採算の合うGPUはない」と指摘。「さらにもう1四半期は仮想通貨関連の収入についてわれわれは慎重なスタンスを取る」と述べた。

 スティーブズ氏は仮想通貨の価格が低い場合、マイニングは不採算になる可能性があり、マイニング活動に利用されるGPUの需要が減少すると分析。特にイーサが2月のピークから90%近く下落し、108ドルを下回っている点に言及した。RBCの試算ではイーサのマイニングでの損益分岐点は175ドル前後だという。(ブルームバーグ Ryan Vlastelica)