海南航空の身売り協議 中国・海航集団、エアチャイナと複数回

 経営再建を急いでいる中国の航空会社グループ「海航集団」(HNAグループ)が中核会社の海南航空を同業の国有大手、中国国際航空(エアチャイナ)に売却する協議を行っていたことが関係者の話で分かった。

 関係者によれば、エアチャイナは航空会社を管轄する中国民用航空局(CAAC)の了承を得た後に昨年末、初めて海航集団に接触。それ以降、両社幹部間で協議が行われ、海南航空など複数資産の売却協議が2回以上行われた。ただ、多くの障害があることから過去数カ月で交渉の熱意が薄れ、先行きの見通しは不透明という。

 一連の協議について海航集団は一切行われていないと説明。エアチャイナも、認識していないと話した。中国最大級の民間複合企業である海航集団は、過去の積極的な資産買収で債務は780億ドル(約8兆8467億円)を超える。

 中国建設銀行など国有企業が同社債務の大半を抱えていることから、中国人民銀行(中央銀行)はHNAが金融システムに影響を与えかねない企業とみている。(ブルームバーグ Haze Fan、Dong Lyu)