NY原油、年間24%下落 経済減速や供給過剰懸念で

 週明け12月31日のニューヨーク原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の2月渡しが前週末比0・08ドル高の1バレル=45・41ドルで取引を終えた。年間では、世界経済の減速や供給過剰への懸念から前年末(60・42ドル)に比べ24・8%下落し、2015年以来3年ぶりに値下がりした。

 31日は米中貿易摩擦の緩和に対する期待感を背景に朝方は買いが先行した。しかしその後は、31日に発表された中国の製造業の景況感を示す経済指標が悪化したことが意識され、上値が抑えられた。(共同)