東証、2万円割れで波乱の幕開け 米アップル下方修正で世界経済の減速懸念強まる

東京証券取引所の大発会に晴れ着姿で参加した女性たち=4日午前、東京・日本橋兜町
東京証券取引所の大発会に晴れ着姿で参加した女性たち=4日午前、東京・日本橋兜町【拡大】

 平成31年最初の取引となる大発会を迎えた4日の東京株式市場は、日経平均株価が前日の米市場が大幅に反落した流れを引き継ぎ、急落で始まった。取引開始直後から2万円の大台を割り込むと、一時は背年末終値比で700円を超える下げ幅となった。世界経済の減速懸念から投資家心理が弱気に傾き、年初から波乱の幕開けとなった。

 午前10時現在の平均株価は741円72銭安の1万9273円05銭。東証株価指数(TOPIX)は38・77ポイント安の1455・32。

 前日の米市場でダウ工業株30種平均の終値が前日比で660ドルも下落。米アップルが2日夕、中国経済の減速を理由に業績予想を下方修正したことを受け、世界経済の減速懸念が広がった。また投資家が安全資産とされる円を買ってドルを売る動きが優勢になり、外国為替市場の円相場は1ドル=107円台と前年末より大幅な円高で推移した。

 こうした流れを受け、年明け最初の平均株価の取引は359円64銭安の1万9655円13銭と2万円割れでスタートし、その後に下げ幅を700円超まで広げた。業種別では京セラなどの電子部品関連や中国関連銘柄などが売られた。

 東京証券取引所で開かれた大発会の式典では、日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)が「日本企業が取り組んできたガバナンス(企業統治)の改善、稼ぐ力の向上に期待している。年初悪くても年末によくなる期待を持っている」と話した。