520億ドル、月内借り換え可能 ローン担保証券、コスト圧縮の余地小

 ローン担保証券(CLO)市場では歴史的規模の証券が今月、借り換え可能となる。ブルームバーグのデータによれば、2017、18両年中に組成された520億ドル(約5兆6600億円)余りのCLOが19年1月に再構成(リセット)あるいは組み換えや借り換え(リファイナンス)される可能性がある。しかし、CLOのスプレッドはここ1年余りで最大となっており、現状でのリセット、リファイナンスは多くの管理会社にとって有利ではない。

 格付けトリプルAクラスのCLOのスプレッドが発行時と同じか発行時より大きい状態は、リファイナンスやリセットによるコスト圧縮の余地があまりないことを意味すると、ドイツ銀行のアナリストらは指摘する。

 ブルームバーグ・ニュースが集計したデータによると、18年10月には16年に発行された早期償還条項付きCLO200億ドル相当のリセットもしくはリファイナンスが可能になったが、実際にリセット、リファイナンスされたのは約66億ドルだった。(ブルームバーグ Adam Tempkin)