経済関係深め貿易額倍増へ インドネシアとニュージーランド思惑一致

 インドネシアは、ニュージーランドとの貿易を強化する方針だ。現地紙ジャカルタ・ポストによると、アイルランガ・ハルタルト産業相は、インドネシア政府とニュージーランド政府が2国間経済関係を深めて貿易額を現在の11億4000万ドル(約1277億円)から倍増を目指すことで意見が一致したと述べた。

 ハルタルト産業相は、インドネシアではニュージーランドに自動車や部品を輸出することができ、ニュージーランドにとっては乳製品の販路開拓がより期待できると、双方のメリットを説明した。

 政府統計によれば、インドネシアは2018年の完成車輸出が25万台になるとみられる。政府は自動車産業の生産性向上を図っており、ハルタルト産業相は「インドネシアは多くの自動車を東南アジア諸国連合(ASEAN)、中東、中南米諸国に輸出してきた。

 オーストラリアとニュージーランドの自動車市場も有望だ。両国は他の自動車生産国よりインドネシアに距離的に近い」と強調した。

 一方、乳製品大国ニュージーランドからインドネシアへの投資にも期待がかかる。ニュージーランドの乳製品トップメーカーで同国最大企業のフォンテラは15年からインドネシアに巨額投資を行っている。

 ハルタルト産業相は他のニュージーランド乳業メーカーにも続いてもらいたい意向だ。

 さらにハルタルト産業相は、食品と飲料製品でもニュージーランドからインドネシアへの技術移転を希望していると語った。(シンガポール支局)