菅官房長官が政府基幹統計の総点検を指示 勤労統計不正で事務次官連絡会議

 菅義偉官房長官は11日、首相官邸で開かれた事務次官連絡会議で、毎月勤労統計の調査方法が不適切だった問題を受け、政府の基幹統計全体を点検するよう指示した。「事態を重く受け止めて各府省は基幹統計を中心に取り扱いが適正に行われているのか(点検を)早急に行ってほしい」と求めた。

 今回の問題については「政府全体の政策立案の基礎として幅広く用いられている毎月勤労統計で不適切な取り扱いがあったことは大変遺憾で、政府全体で反省しなければならない」と語った。