中国企業のデフォルト懸念 ムーディーズ、リスク分析 13年ぶり高水準

 中国企業のデフォルト(債務不履行)リスクが13年ぶりの高水準となっていることが、ムーディーズ・アナリティクスの分析で分かった。

 想定されるデフォルト頻度を測る同社の指数は、借り手となっている企業の約25%で初期警告水準より高くなっている。シニア調査アナリストのグレン・レビン氏はリポートで、「この比率はここ2年間、着実に上昇しており、今は2005年に見られた水準に近い」と指摘した。

 レビン氏は「比較的堅調な経済状況が続いている中国だが今は重大な局面で、もし経済が一段と減速し、さらに悪化し、持続的な下降に入るようなら、企業のクレジットリスクが急上昇し始めるのを目の当たりにする可能性が高い」としている。

 同社が調査した61の産業グループで、クレジットリスクが最大だったのは建設と建材、公益部門の上下水道企業で、リポートは「こうした産業は全て建設関連で、クレジットリスクの上昇はここ数年間における建設活動の落ち込みを映し出している」と説明。リスクが最も低いのは製薬とコンピューターソフトウエア、飲食品産業という。(ブルームバーグ Gregor Stuart Hunter)