多難の昨年、小規模ヘッジファンドが健闘 エネ関連など高リターン (1/2ページ)

 ヘッジファンド業界にとって2018年は多難の年だったが、一部の資産運用会社は難を逃れた上に利益を挙げた。

 ブルームバーグが入手した投資家向け文書によれば、運用資産12億ドル(約1303億円)のロングショート戦略の株式ファンド、ソーマ・エクイティー・パートナーズの昨年のリターンはプラス約20%。関係者によると、資産規模15億ドルのカディアン・キャピタル・マネジメントも同様のリターンを達成した。他の関係者によれば、32億ドルを運用するイベントドリブン・ファンドのルクソール・キャピタル・グループも高いリターンを記録した。

 昨年はヘッジファンド業界にとって厳しい年となったが、これらのファンドは好調だった。HFRXグローバル・ヘッジファンド指数によると、ヘッジファンドのリターンの平均はマイナス6.7%と、S&P500種株価指数(配当再投資分含む)より低調だった。成績上位の運用会社はメディアやハイテク、エネルギー企業への投資や欧州とアジアでのショートポジションが奏功した。

 デービッド・アインホーン氏やダン・ローブ氏らヘッジファンド業界の著名運用者の一部のパフォーマンスはここ何年かで最低となったが、小規模ファンドの好調さが目立った。投資家向け文書によると、運用資産5300万ドルのクレスキャット・キャピタルは、グローバル・マクロ・ヘッジファンドのリターンがプラス40.5%を記録したほか、ロングショート・ヘッジファンドは中国でのショートポジションが奏功しプラス32%となった。資産規模1億ドルの株式ロングショート戦略の投資会社リポステ・キャピタルのグローバル・オポチュニティー・ファンドは、エネルギーセクターでのポジションが利益につながりプラス15%のリターンを達成した。

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