ファーウェイ、スパイ容疑の社員解雇 ポーランドで逮捕 事件と距離置く

 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)はスパイ活動をしていたとしてポーランドで逮捕された社員を解雇した。華為が中国政府の情報収集を手助けしているとの懸念が欧米に広がる中で、今回の事件と距離を置こうとしている。

 華為が解雇した王偉晶容疑者は公的セクターの顧客向け販売担当の幹部だった。同社は「社員の逮捕が会社の信用失墜を招いた」とコメントしたが、詳しい説明はしなかった。王容疑者解雇は判事による審問前だった。

 開元資本のマネジングディレクター、ブロック・シルバーズ氏は華為の売上高に大きく寄与しているのが欧州であり、ポーランドでの社員逮捕は同社のビジネスに「非常に大きな影響を与える可能性がある」と指摘。「王容疑者に対する嫌疑が最終的にどのように解消されようとも、華為の欧州事業は2019年に打撃を受ける公算が大きそうだ」と述べた。開元資本は華為に投資していない。

 ポーランドのブルジンスキ内務相は12日のラジオインタビューで、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)は華為に対する共通のアプローチを見い出すべきだと語った。(ブルームバーグ Gao Yuan)