苦戦金融、人員削減の圧力 景気減速予想で迫られるコスト削減

ニューヨークにあるモルガン・スタンレーの本社ビル(ブルームバーグ)
ニューヨークにあるモルガン・スタンレーの本社ビル(ブルームバーグ)【拡大】

 ボラティリティー(変動性)が市場を揺るがし、投資家がパッシブ投資に走る中で、資産運用会社と銀行は圧力にさらされている。ヘッジファンド業界は成績不振で打撃を受け昨年はファンド閉鎖が相次いだ。

 金融業界はコスト削減のためあらゆる業務でテクノロジーを活用。多くの国・地域で景気減速や場合によってはリセッション(景気後退)が予想され、英国は欧州連合(EU)離脱を控えて採用を控えるだろう。こうした環境下で、2019年に入って分かった資産運用会社や銀行、ヘッジファンドによる人員削減のニュースを別表に並べた。(ブルームバーグ >Shelly Hagan)

 ▽ブラックロック 世界で従業員3%(約500人)を削減

 ▽ステート・ストリート 上級管理職の15%を削減

 ▽AQRキャピタル・マネジメント 2018年の成績不振を受けて人員削減

 ▽サンタンデール銀行 ポーランド部門の人員11%(最大1400人)を削減

 ▽モルガン・スタンレー 債券や株式、調査などの業務で成績不振の従業員を解雇

 ▽野村 欧州で一段の人員削減へ(HRMアジア報道)