ゲーム感覚で観光地周遊 新たなモデルとなるか、香川の地域振興策 (2/3ページ)

香川県三豊市がつくったアプリゲーム「みとよクエスト」の画面。背景はインスタ映えの観光地として有名な父母ケ浜
香川県三豊市がつくったアプリゲーム「みとよクエスト」の画面。背景はインスタ映えの観光地として有名な父母ケ浜【拡大】

  • 観光スポットをビンゴカードに振り分ける作業をする香川高専詫間キャンパスの生徒ら=香川県三豊市
  • 父母ケ浜でアプリに使う写真の撮影を行う香川高専詫間キャンパスの生徒ら(三豊市提供)

 海に浮かぶ人…インスタ映えで有名に

 香川県西部に位置する三豊市は高松、丸亀両市に次ぐ人口を擁する。北は瀬戸内海に面し、南には讃岐山脈が走り、海水浴場やキャンプ場など豊かな自然を生かしたレジャー施設をはじめ、寺院や史跡も多い。

 近年は瀬戸内海側の「父母ケ浜(ちちぶがはま)」(三豊市仁尾町)が、インスタ映えする写真が撮れるスポットとして注目を集めている。干潮の時間帯に無風で波が立たなければ水面が鏡のように空を映し、人が立てば、まるで海に浮かんでいるような一枚が撮影できる。広大な塩の大地が天空を映すことで有名な南米ボリビアの「ウユニ塩湖」にも例えられ、休日には多くの人が訪れる。

 冬の観光客掘り起こしへ

 市の担当者は「父母ケ浜効果で三豊市の観光客は増えた。若者もたくさん来てくれている」としながらも、「市全体の知名度アップや消費拡大にはまだつながっていない」と指摘。父母ケ浜で撮影が終わると、食事も遊びも市を出てからという観光客が多く、「何とか三豊市で一日中過ごしてほしい」という。

 これまで市は平成29年夏に「夏はみとよだ!」キャンペーンを実施した。賛同してくれた店や施設(パートナーショップ)で、合言葉を告げると特典が受けられるという内容。店側からは「面白かった」「客との関係づくりができた」と一定の評価が得られたが、内輪だけで盛り上がり、外への広がりが足りなかった-とも指摘された。もともと海水浴や祭りなどで夏は観光客が多く、冬の集客が課題だった。そこで企画されたのが、「みとよクエスト」だ。

若い感性をいかす