壁予算57億→13.75億ドルに 米議会 政府機関再閉鎖回避へ合意 (1/2ページ)

報道陣の質問に応じるシェルビー上院歳出委員長(共和)=11日、ワシントン(AP)
報道陣の質問に応じるシェルビー上院歳出委員長(共和)=11日、ワシントン(AP)【拡大】

 トランプ米大統領が主張するメキシコ国境の壁をめぐる対立で、米議会上下両院の交渉担当者は11日、国境警備予算をめぐる協議で基本合意に達した。メキシコ国境沿いに新たな障壁を建設する予算をトランプ大統領の要求をはるかに下回る額に抑える内容で、このまま決着すれば再度の政府機関閉鎖は回避される。

 シェルビー上院歳出委員長(共和)は11日夜、国境警備を管轄する国土安全保障省など政府機関の業務継続に必要な7本の予算案全てで合意に達したと述べた。

 88.5キロメートル新設

 議会スタッフが明らかにしたところでは、合意案にはテキサス州のリオグランデバレー地域に国境の障壁を約88.5キロメートル新設する予算13億7500万ドル(約1520億円)が含まれる。トランプ大統領は57億ドルを求めていた。議会スタッフによると、民主党は米国内で拘束された不法移民の拘留用ベッド数に上限を課す要求を取り下げた。国境で拘束された不法移民を含む拘留用ベッド総数の上限は4万9057台から4万520台に引き下げることで合意した。

 別の議会スタッフによれば、合意案は実際には拘留用ベッドの予算を昨年の過去最高水準から約5000台分増やす内容で、十分な柔軟性があるためトランプ大統領が求める5万2000台を満たすことが可能だという。また、国境の障壁を約88.5キロメートル新設した場合、2018会計年度の新設距離の2倍に相当し、現行予算が9月まで延長された場合の約3倍になると述べた。国境警備隊は現在使われているどの障壁のデザインも採用できる。

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