海外情勢

大洪水防止機能を本格整備 ジャカルタで「垂直型排水システム」

 インドネシアの首都ジャカルタ特別州は、11月~4月の雨期を中心にたびたび見舞われる大洪水を防ぐため、「垂直型排水システム」の構築に乗り出す。同システムは、巨大都市の排水路や河川で起こる過剰な雨水の流出を防ぎ、洪水リスクを軽減する。

 現地紙ジャカルタ・ポストによると、このシステムは既にジャカルタ市内で試験運用されている。このほど本格的に取り組むことになった。

 ジャカルタは、インドネシアが旧オランダ植民地だった時代に、低湿地帯を中心に首都機能が整備された。いまではオランダが整備した排水機能をはるかに超える巨大都市に成長した。

 ジャカルタ特別州は垂直排水システムとは別に、雨期に上昇する海水を予測するため河川地域での緊急対応チームを編成。また、ジャカルタ水道庁もジャカルタ東部のカンポンメラユーとジャカルタ南部のブキット・デュリでチリワン川を浚渫(しゅんせつ)し、排水ポンプ153基を設置したほか、102台の移動式ポンプを準備するなど、洪水防止策を講じている。(シンガポール支局)

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