電力過疎地に発電システム フィリピンのエネ計画、EUが75億円供与

 フィリピンのエネルギー省は、欧州連合(EU)の支援を得て、「ミンダナオ・イスラム自治区」を含む約10万世帯に上る電力過疎地への電力供給を始めた。これらの約10万世帯は現状、簡易発電装置などのわずかな独立電源がある程度で、電力が全くない地域も多い。

 現地経済紙ビジネス・ワールドによると、EUは再生可能エネルギーによる電力供給プロジェクトを支援、僻地(へきち)への電気供給を拡大するプログラムを実施するフィリピン政府に対して約6000万ユーロ(約75億円)を供与している。

 同プログラムでは、約4万戸にそれぞれ50ワットの電力供給が可能な発電システムをミンダナオ島の地域に設置する予定だ。既にミンダナオ島南東部のダバオデルスル州内では、約100戸が太陽光発電の恩恵を受けている。

 フィリピンのエネルギー省とEUがプログラムのパートナーシップを結び、フィリピンの国家電化庁とエネルギー規制委員会、国家電力公社、電気協同組合、地方自治体なども参画している。(シンガポール支局)