アイスホッケーの試合を観戦する歌手のジャスティン・ビーバーさんら=カナダ・トロント(AP)【拡大】
ニューヨークでブティック系フィットネスジムを運営するランブル・フィットネスがベンチャーキャピタリスト(VC)から多額の資金を調達しようとしていることが分かった。同社が運営するワークアウトクラスの顧客には歌手のジャスティン・ビーバーさんやセレーナ・ゴメスさんらセレブが名を連ねる。
関係者によると、ランブルは企業評価額5億ドル(約553億円)前後で、約2億ドルを調達しようとしているという。
まるでナイトクラブ
ランブルはわずか2年前に1号店を出店しており、直近の資金調達に向けた取り組みは、スタートアップ企業の急成長を示している。同社は「ランブル・ボクシング」のブランドでグループレッスンを提供。常連客向けに受講料を1クラス最大36ドルに設定、事業を急拡大する方針を打ち出す同社に対し、複数のベンチャー投資家が関心を寄せている。
目まぐるしくフィットネスメニューが変わるクラスの照明や曲はナイトクラブと見まがうようで、娯楽としてエクササイズを楽しむというトレンドに合致する。こうしたトレンドは、過酷な障害物レースやフィットネススタジオを運営する「タフ・マダー」やスピニングというサイクリングマシン専用のジムの「ソウルサイクル」といった事業の成長に拍車をかけている。