高性能3D背面カメラ搭載 iPhoneがAR強化 来年にも発売

香港にあるアップルストアでスマートフォン「アイフォーンXS」と「同XSMax」に搭載されている3Dカメラ機能を試す女性ら=2018年9月21日(ブルームバーグ)
香港にあるアップルストアでスマートフォン「アイフォーンXS」と「同XSMax」に搭載されている3Dカメラ機能を試す女性ら=2018年9月21日(ブルームバーグ)【拡大】

 米アップルがより高性能の3Dカメラを搭載したiPhone(アイフォーン)を来年にも発売することが分かった。拡張現実(AR)への対応を強化する。

 関係者によれば、来年にも投入を計画している3D背面カメラは、周囲のスキャンによって立体感のある画像で現実世界を再構成し、デバイスから最大約4.5メートル離れた距離まで動作するという。アップルの顔認証機能を起動させるため、ユーザーの方を向き25~50センチの距離で動く現行アイフォーンの3Dカメラシステムとは大きく異なる。

 関係者によると、新たな3Dカメラシステムは、より長い距離ではうまく機能しない既存のドットプロジェクション技術に代わり、レーザースキャナーを採用。さらに、最新型の三つ目のカメラや改良された画像を取り込む機能、次世代アイフォーンに導入を予定している高性能な半導体チップの採用も特徴となる。

 レーザースキャナー搭載の3Dカメラは、より正確な奥行き知覚と仮想オブジェクトの配置を可能にする。アップルが新システムのセンサーの試験をめぐり、ソニーと協議していると関係者の一人は述べた。

 2020年にも発売するアイフォーンの新型3Dカメラは、アップルが早ければ同年にも発売するとみられる「ARヘッドセット」の先駆けとなる可能性がある。関係者によれば、アップルは新たな3Dカメラシステムについて、当初は19年に投入するアイフォーン最上位機種の背面に搭載することを目指していたが、延期を決めた。レーザースキャナー搭載の3Dカメラは、20年春にも発表を予定しているタブレット端末「iPad Pro(アイパッド・プロ)」の最新モデルでお披露目する可能性もある。(ブルームバーグ Mark Gurman、Debby Wu)