オーストラリア金融、健全化へ規制強化 不正めぐる王立委勧告、政府受け入れ (1/2ページ)

4日、王立委員会の最終報告を受けて記者会見するフライデンバーグ豪財務相=キャンベラ(AP)
4日、王立委員会の最終報告を受けて記者会見するフライデンバーグ豪財務相=キャンベラ(AP)【拡大】

 オーストラリアの金融業界は規制強化に加え、報酬や企業文化への一段と厳しい監視を受けることになる。長年の不祥事や不正行為に関する約1年にわたる調査の結果を踏まえ、豪政府は主要な勧告を受け入れた。

 金融助言とウェルスマネジメントは利益相反をはらみ、不正行為の大部分で核心とされた。この点、王立委員会は今月4日公表した最終報告で金融機関の分割を勧告するには至らなかった。豪政府はファイナンシャルアドバイザー(FA)の新たな懲戒制度の創設など、76の勧告全てで措置を講じると表明した。豪健全性規制庁に報酬を監視させることや証券規制当局に不正行為者に対する法的措置を促すことも勧告された。

 王立委員会のケネス・ヘイン委員長はキャンベラで発表した報告書で、不正行為に伴う「個人や金融業界全般の健全性と評判へのダメージは大きい」と指摘。「謝罪して二度としないと約束しても再発は防止できていない。金融サービス業界は経済にとってあまりに重要すぎるため、これまでに起きたことが続いたり再発することは許容されない」と述べた。フライデンバーグ財務相は、消費者の利益が最優先されなければならないとし、「金融セクターはきょうから改革しなければならない。永遠の改革だ」と強調した。

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