GMとアマゾンが出資協議 新興電動トラック、15日にも合意発表

ロサンゼルス自動車ショーで、電動SUV「R1S」を披露するリビアンのRJスカリンジCEO=昨年11月27日、米カリフォルニア州(ブルームバーグ)
ロサンゼルス自動車ショーで、電動SUV「R1S」を披露するリビアンのRJスカリンジCEO=昨年11月27日、米カリフォルニア州(ブルームバーグ)【拡大】

 米ゼネラル・モーターズ(GM)とアマゾン・コムが、新興の電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブへの出資をめぐり協議を始めたことが分かった。関係者が明らかにした。リビアンの企業価値を10億ドル(約1100億円)から20億ドルと評価し、出資額を決める見通し。

 ミシガン州プリマスを拠点とするリビアンは、電動ピックアップトラックとスポーツ用多目的車(SUV)の開発に取り組んでおり、昨年11月にロサンゼルス自動車ショーでコンセプトカーをお披露目した。関係者によると、協議は進展しており、15日にも合意が発表される。

 トラックやSUVは大量のガソリンを使い、デトロイトの自動車メーカーにはドル箱ビジネス。GMはリビアンへの出資により、電動ピックアップの市場投入を早め、テスラなどの新興企業からの攻勢をかわすことができる。アマゾンによるリビアンへの出資は、大量の輸送車両の一部を排ガスゼロ車両にシフトする野心を示唆する動きだ。

 GMのバーラ最高経営責任者(CEO)は1月の投資家会合でGMが電動ピックアップを販売するかどうかとの質問に対し、「注意していてほしい」とアナリストに答え、電動ピックアップ投入の可能性を示唆していた。GMの広報担当者は「われわれはゼロエミッションの未来とフル電動自動車の将来へのリビアンの貢献を称賛する」とコメントした。アマゾンとリビアンの担当者はコメントを拒否した。(ブルームバーグ David Welch、Spencer Soper)