中国減速にアリババ動じず 影響限定的 事業軸はネットに移行

 中国の電子商取引(EC)大手アリババグループの蔡崇信(ジョゼフ・ツァイ)副会長は12日、ゴールドマン・サックスが米サンフランシスコで開いたハイテク関連会議に出席し、アリババは事業の軸足をインターネットに移しており、中国の景気減速による影響は限定的だと指摘した。

 蔡副会長は、アリババのビジネスは中国経済とは連動しにくくなっていると述べ、「われわれは電子商取引に身を置いている」とその理由を説明した。ネットは従来の小売業よりも拡大ペースが速いため、同社の成長は今後も中国経済の成長率を上回るとの見通しを示した。

 国家統計局によると、中国の昨年10~12月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増。一方、アリババの売上高は1173億元(約1兆9200億円)と41%増えたが、2年余ぶりの小さい伸びにとどまった。

 アリババが頼りとする消費者の需要は景気減速で抑えられているが、同社は実店舗型の小売業の見直しを後押しする一方で、利幅の大きいクラウドサービスやエンターテインメントなど新たな領域への拡大を先頭に立って進めている。(ブルームバーグ Selina Wang)