国内旅行消費額4年ぶり前年割れ 日本人の18年 相次ぐ自然災害が響く

 観光庁が20日発表した2018年の日本人国内旅行消費額(速報)は、前年比2.8%減の20兆5160億円と4年ぶりに前年を下回った。田端浩長官は会見で、「昨年7~9月に西日本豪雨、台風21号、北海道地震など大型の自然災害が相次いだことで、旅行を控えたケースが多い」と述べた。

 宿泊旅行消費額は1.5%減の15兆8326億円、日帰り旅行消費額が6.9%減の4兆6834億円だった。昨年10~12月も減少傾向にあることから、同長官は「休日が少なかったことや天候などの一時的な要因もあるが、旅行消費の動向を今後も注意深くみていく必要がある」とした。

 同時に発表した1月の訪日外国人旅行者数は前年同月比7.5%増の268万9000人だった。日本政府が1月からビザの発給要件を緩和した中国からの旅行者は19.3%増の75万4000人と大幅に増えた。同長官は、2月の春節(旧正月)の中国からの旅行者について「昨年より2割程度増えたと分析している」と好調を維持しているとの認識を示した。