送配電網強化を有識者委で議論 地域間で電力の融通しやすく

 経済産業省は21日、全国の送配電網の強化を検討する有識者委員会の初会合を開いた。昨年起きた北海道の地震などを踏まえ、災害時の大規模停電の回避や、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの普及に向け、地域間の電線の増強などを議論する。地域間で電力の融通をしやすくするため、北海道と本州を結ぶ電線「北本連系線」を増強する必要性や誰が費用を負担するかなども検討する。

 九州電力管内では再生エネの電力があまり、出力を制御するケースが相次いでいる。出力制御は他の地域の電力会社も実施する可能性があり、地域間を結ぶ電線を強化して余った電力を送れる量を増やし、再生エネのさらなる導入につなげることも議題となる。