未来の車はレーザーで1キロ先を照らす ノーベル賞の中村修二氏が挑む新照明 (2/2ページ)

新型レーザーのヘッドライトが間もなく登場する見込みだ(ブルームバーグ)
新型レーザーのヘッドライトが間もなく登場する見込みだ(ブルームバーグ)【拡大】

 「点光源という性質のおかげで、光を正確に照射することができる。飛んでいるハエを照らすことさえでき、光線は運転者の目を避けて下や右に動くようになる」と中村氏は説明する。

 新しいレーザーを使ったヘッドライトは欧州で数車種に搭載され、今年後半にも登場する見込みだ。米本土への進出にはまだ数年かかるものと思われる。

 自動車情報サイト、オートトレーダーのエグゼクティブパブリッシャー、カール・ブラウアー氏は「レーザー照明など先進技術に対する米国の規格は他市場と異なることが多い。これは、国際化する自動車産業がいまなお各市場特有の規制を乗り越えなければならないことを意味する」と述べた。

 その間、中村氏は住宅やスタジアムの照明装置など、新技術を米市場の他製品にライセンス供与していくつもりだ。LEDと同様に、レーザー照明が最終的には勝利すると確信している同氏は「レーザーは間もなく上級選択肢となり、いずれは大衆市場に降りていくだろう」と語った。(ブルームバーグ Brett Berk)