中国最大級のデフォルトか 民生投資と永泰能源、今月に支払い遅延が発生

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 中国で今月に入り、大型の支払い遅延が2件起きたことが分かった。債務不履行(デフォルト)に陥る企業が記録的水準に増える中、金融市場で山積しつつあるリスクが浮き彫りになっている。

 再生可能エネルギーと不動産を対象に投資を手掛ける中国民生投資(CMIG)は、債券保有者に約束していた2月1日の返済を怠った。複数の関係者が明らかにした。一方、昨年デフォルトに陥った永泰能源は、債務再編計画の一環である支払いを履行しなかったという。

 両社とも借入額が大きいため、今回の動向は重要だ。こうした企業が資金調達で問題を抱えている状況は、11兆ドル(約1216兆円)規模の債券市場に生じた亀裂を埋めようとする政府の取り組みが、全ての企業に行き渡っていないことを示唆する。

 格付け会社のリポートによると、中国民生投資は永泰能源と並んで中国最大級の債務不履行となる可能性がある。

 債務残高は2018年6月30日現在で2320億元(約3兆8300億円)だった。(ブルームバーグ Tongjian Dong、Carrie Hong)