米ベンチャー、第1陣の人工衛星打ち上げ 低コスト人工衛星に夢を開く (1/2ページ)

ワンウェブの人工衛星を搭載したソユーズロケット=2月27日、フランス領ギアナのギアナ宇宙センター(アリアンスペース提供)
ワンウェブの人工衛星を搭載したソユーズロケット=2月27日、フランス領ギアナのギアナ宇宙センター(アリアンスペース提供)【拡大】

 孫正義氏率いるソフトバンクグループ(SBG)と英資産家、リチャード・ブランソン氏が出資する米ベンチャー企業ワンウェブは2月27日、遠隔地域のブロードバンド導入を目的とした650基の人工衛星のうち、第1陣となる6基をフランス領ギアナの上空に打ち上げた。

 人工衛星はロシアのソユーズロケットを利用し、ギアナ宇宙センターから現地時間午後6時37分(日本時間28日午前6時37分)に打ち上げられた。

 打ち上げ前のインタビューで同社創業者、グレッグ・ワイラー氏は「このロケットにはたくさんの希望が詰まっている」とし、また「今回打ち上げの6基が期待通り稼働するか6カ月かけて確認する。6基中6基がうまく稼働すれば素晴らしい」と述べた。同社は最終的には1980基の人工衛星を打ち上げる計画だ。

 同氏は光ファイバーケーブルの設置が難しい地域の病院や学校など、世界の隅々までインターネットを広げたいとして2012年にワンウェブを立ち上げた。同社はブランソン氏が率いる英ヴァージングループやSBGのほか、米半導体大手クアルコムや欧航空大手エアバス、インドの複合企業、バーティ・エンタープライゼズ、米コカ・コーラなどから20億ドル(約2220億円)を超える資金提供を受けている。

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