インド政府の統計にも疑惑の目 経済の信頼損ねかねない事態 (3/3ページ)

インド中西部マハラシュトラ州にある市場。政府の経済統計に疑惑の目が向けられている(ブルームバーグ)
インド中西部マハラシュトラ州にある市場。政府の経済統計に疑惑の目が向けられている(ブルームバーグ)【拡大】

 市中銀行インド最大手のインドステイト銀行(SBI)のチーフエコノミスト、ソウミャ・カンティー・ゴーシュ氏は「成長率の改定は16年の7~9月期以降、経済の減速が始まったというこれまでの見方を逆転するものとなるため驚いた」と述べた。

 政府は、GDP算出手法を15年に変更したが、金融政策委員会のラビンドラ・ドラキア委員はこれを疑問視している。「ムンバイを拠点とする証券会社、アンビットキャピタルなどのエコノミストも独自の指標を使って経済成長を算出している」と話した。

 ラヒリ所長は「インドが毎年必要とする約1000億ドルの外国からの投資を得るためには、統計が政府の影響を受けないことが必要だ。今インドは危機の瀬戸際にある」と述べた。(ブルームバーグ Anirban Nag)