中国レバレッジ圧縮棚上げ 景気刺激 銀行融資や株取引で上向く (1/2ページ)

中国の李克強首相は短期債務の急拡大に伴うリスクへの警戒を呼び掛ける(AP)
中国の李克強首相は短期債務の急拡大に伴うリスクへの警戒を呼び掛ける(AP)【拡大】

 約2年にわたり市場を揺るがしてきた中国のレバレッジ圧縮の取り組みをめぐっては、「中国当局が痛みにどの程度耐えられるか」という疑問がずっと続いていた。

 その当局が我慢の限界に達したことを示す証拠が増えている。銀行融資から信託商品の組成、株式の信用取引に至るまで中国国内のレバレッジはほぼ至る所で上向いている。

 レバレッジ上昇は季節的な影響で一部説明が可能だ。しかし、中国当局が34兆ドル(約3790兆円)規模の債務抑制から2009年以来の低成長に沈む景気のてこ入れに軸足を移す中、アナリストらはこの傾向が今後も続くとみている。

 ナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、アリシア・ガルシアエレロ氏(香港在勤)は「レバレッジ縮小は死んだ」と話す。

 問題は、シャドーバンキング(影の銀行)の縮小や債務の年限長期化など資金調達をめぐるより健全な組み合わせを実現しようとする中国の取り組みが成功するかどうかだ。李克強首相は2月第2週、こうした課題を踏まえ、短期債務の急拡大に伴うリスクへの警戒を呼び掛けた。習近平国家主席も週末に経済の安定とリスク管理を両立すべきだとの考えを示した。

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