デサント、東京五輪控え競争厳しいスポーツ市場 (2/2ページ)

「DESCENTETOKYO」の店舗・ロゴ=14日午後、東京・神宮前(酒巻俊介撮影)
「DESCENTETOKYO」の店舗・ロゴ=14日午後、東京・神宮前(酒巻俊介撮影)【拡大】

 伊藤忠との緊張関係により、デサントのビジネスにも一部影響が及んでいる。デサント、伊藤忠、東洋紡と商標権を共同保有する「マンシングウェア」を昨年11月までにデサントに移管することが決まっていたが、関係悪化により頓挫。デサントが思うようなブランド展開ができない事態となった。

 また、デサントは過去に伊藤忠から仕入れる額を引き上げるよう強要されたと主張している。関係悪化が続けば、仕入れや販売、物流などのビジネスにも影響が広がりかねない。

 国内証券関係者は「東京五輪、2022年北京冬季五輪を見据えるとデサントはすぐにでも次の手を打たなくてはならない。伊藤忠も早く中国事業をテコ入れしたい事情があるだろう」と指摘。デサントは早期に今後の事業戦略の方向性や具体的な施策を打つ必要に迫られている。