米ファッションブランドのビクトリアズ・シークレット、53店舗閉店で経営引き締め (1/2ページ)

米ニューヨークにあるビクトリアズ・シークレットの店舗(ブルームバーグ)
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 米ファッションブランド、ビクトリアズ・シークレット(VS)の業績悪化を受け、親会社のエル・ブランズは業績の振るわないVS店舗の大量閉店で経営を引き締めようとしている。

 同社は、北米にあるVSの53店舗を年内に閉鎖する計画を発表した。同社のこれまでの年間閉店数は平均15店舗だった。53店舗が閉店すれば、北米のVS店舗面積は約3%減少することとなる。同社は一方で好調なブランド、バス&ボディワークスの店舗面積を増やす。

 ニーズ変化に消極的

 同社は2018年度第4四半期(18年12月~19年2月)の業績発表後、「VS事業は業績が落ち込み、資本投資においてこれまでより大幅な削減を進めている」と文書で発表した。女性の社会進出や多様化などを背景とした消費者ニーズの変化に対応できていないなどの理由で、VSには以前から厳しい目が向けられていた。カリブ海の島国バルバドス生まれの歌手、リアーナ氏が立ち上げた下着ブランド「サベージXフェンティ」や米大手アメリカン・イーグル・アウトフィッターズの下着ブランド「エアリー」、米サンフランシスコを拠点に急成長する「サードラブ」など多様な女性の体形やサイズ、経歴に対する、より高い受容性を武器とした競合も出現。VSが変化に対し消極的であることは痛手となっている。

 経営陣、頻繁に交代

 ホリデーシーズンを含む第4四半期の不振により、変化の必要性は明白だ。同期のVS既存店売上高は3%減。販売促進のために行った値下げが収益悪化につながった。ブルームバーグのアナリストは「顧客の期待に応えられる価格、製品、ブランドイメージを再発見するまでVSの不振は続く」とみている。

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