“ワギュウ”はスーパーよりネット通販 米国の牛肉市場に変化 (1/3ページ)

宮城県の牧場で飼育されている和牛(ブルームバーグ)
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 米国の牛肉市場に変化が訪れている。調査会社ニールセンによると、2018年の牛肉販売量は15年比約11%増と、数年ぶりに大きく伸びた。この勢いは今後も続きそうだ。畜牛専門ウェブサイト「ザ・キャトル・サイト」は、19年の1人当たり牛肉消費量は18年比2.8%増の約26.7キログラムに達すると予想する。

 半数以上の米国人が肉をスーパーマーケットで買う一方、こだわりの商品を求めてインターネットで購入する消費者も増えている。15年に4%だったネット通販の割合は昨年、19%に達した。ネット通販に流れる顧客が求めるものは主に3つで、高品質、サステナビリティー(持続可能性)、そしてトレーサビリティー(履歴管理)だ。

 じっくり選べる利点

 実店舗チェーンの軌道修正には時間がかかる。新しい取り組みがほとんど進まないクローガーやホールフーズ・マーケットといった既存の大手スーパーを尻目に、消費者はより品質の優れた、希少性の高い肉をネット通販で手に入れている。その代表格が見事な霜降りのワギュウだ。検索サイト「グーグル」での「ワギュウ・ビーフ」の検索はこの4年で3倍以上に増えた。

 米国和牛協会(AWA)の幹部、ジョージ・オーウェン氏は「数年前までは、消費者や畜産農家からワギュウとは一体何かとよく尋ねられたが、それはもう昔の話だ」と述べた。

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