北陸は3期ぶりマイナス 中国減速、原材料高騰響く

 北陸財務局が発表した北陸3県(富山、石川、福井)の1~3月期の法人企業景気予測調査によると、全産業の景況判断指数(BSI)はマイナス8・8と、前回の昨年10~12月期から10・0ポイント悪化した。マイナスは3四半期ぶり。中国経済の減速や原材料費の高騰が響いた。

 製造業は10・4ポイント悪化しマイナス10・4だった。米中貿易摩擦の影響でスマートフォン向け金属部品の受注が減少した。非製造業は暖冬で除雪用品や衣料品の販売が減少し、9・7ポイント悪化のマイナス7・8となった。

 4~6月期は全産業でマイナス7・1を見込んでいる。