カンボジア、電力不足で計画停電 乾期の暑さで水力発電に影響 (3/3ページ)

首都プノンペンにあるカンボジア電力公社(木村文撮影)
首都プノンペンにあるカンボジア電力公社(木村文撮影)【拡大】

  • 首都プノンペンの夜景。カンボジアは都市部の電力需要が急増している(ブルームバーグ)

 カンボジアの鉱物エネルギー省によると、2018年は265万キロワットを国内で発電し、うち約半分に当たる133万キロワットが水力発電だった。

 首相は「停電が経済活動に影響を与えないようにする。自然条件は私たちが制御できないことだが、発電機を使うなど、われわれの過去の経験を生かして電力不足を乗り切りたい」と述べた。

 カンボジアは周辺諸国に比べて発電量が少なく、外国の投資家から電気料金が高いと指摘されていた。これを受けて首相は昨年12月、選挙の公約でもあった電気料金の引き下げに踏み切ると発表したばかり。20年までに家庭用、商業用、公的機関などの電気料金を約2割引き下げるとの内容だ。

 さらにカンボジア電力公社は水力発電以外の電力確保手段として、コンポンスプー州にある太陽光発電施設の使用開始を予定よりも前倒しし、4月から8月まで使用するとしている。(カンボジア月刊邦字誌「プノン」編集長 木村文)