報酬「1円」で社外取締役 米ヘッジファンド、新生銀にファンド創業者の選任要求 (1/2ページ)

東京都内にある新生銀行の店舗(ブルームバーグ)
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 米ヘッジファンドのダルトン・インベストメンツは、投資先の新生銀行に宛てた2月18日付の文書に共同創業者のジェイミー・ローゼンワルド氏の履歴書を添付、社外取締役として選任することを求めた。自社株買いの強化などで株価を大幅に高められるとし、報酬は「1円」でいいとしている。

 ブルームバーグが入手した文書によると、ローゼンワルド氏の選任を提案する理由として、米国内外で金融機関の取締役として長年の経験を有していることなどを挙げ、同氏の経験と知識が大きな付加価値をもたらすとしている。

 履歴書によると、同氏は投資会社など6社で取締役経験がある。新生銀の公的資金完済まで報酬は1円で引き受けるとしている。ダルトンは今回の提案に対する新生銀の反応が否定的であれば、6月下旬に予定される定時株主総会の議案として提案する予定だという。ブルームバーグのデータによるとダルトンは新生銀株式の5.44%を保有する。

 同文書ではまた、新生銀が大規模かつ継続的な自社株買いを行うことや、幹部社員や役員に対して株式を活用した報酬制度を強化することも合わせて提案している。ダルトンは、時価総額が純資産額を下回っている限り、毎年度少なくとも最終利益の90%を自社株買いに充てるべきだと説明している。

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