フィリピンで2~3カ月間の計画断水 エルニーニョで深刻な水不足 (1/2ページ)

フィリピンの首都マニラで水を配給する消防士=13日(共同)
フィリピンの首都マニラで水を配給する消防士=13日(共同)【拡大】

 フィリピンの首都マニラを中心に水不足が深刻化し、水道会社が大規模な計画断水に踏み切った。約680万人に影響し、2~3カ月は続く可能性がある。断水が1日21時間に及ぶ地域もあり、人々は生活用水の配給を受けようと行列をつくっている。

 マニラ東部に水道水を提供しているマニラ・ウオーター社は、水不足の原因をエルニーニョ現象の影響としている。マニラへの水供給源のラメサダムは通常水位が80メートル前後だが、3月に入り70メートルを割った。気象当局によると、1998年以来の低水準という。

 本格的な雨期が始まる6月まで改善する見込みは薄く、同社は1日6~21時間の計画断水を決め、早い地域では3月上旬から実施。断水時間帯を随時公表し、首都のビジネス街マカティ市や日本人が多く住むタギッグ市も対象になっている。

 保健省によると、水不足を理由に患者の入院を断る病院も出ている。デュケ保健相は「院内の衛生状態の維持に水は不可欠だ」として、病院への供給を最優先するよう水道会社に要請した。

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