アリタリア航空の再建、デルタ主導 伊政府が交渉継続、英LCCは撤退 (1/2ページ)

ローマのフィウミチーノ空港に駐機するアリタリア航空機(ブルームバーグ)
ローマのフィウミチーノ空港に駐機するアリタリア航空機(ブルームバーグ)【拡大】

 米航空大手のデルタ航空は経営破綻したイタリアのアリタリア航空の再建をめぐり、伊政府が経営権を持つ鉄道輸送会社フェロビエ・デロ・スタト・イタリアネと交渉を続けていることを明らかにした。アリタリアの再建計画をめぐっては、英格安航空会社(LCC)イージージェットが出資候補として有力視されていたが、同社は18日にアリタリアへの支援を目指す方針を撤回。これにより、デルタとフェロビエの2社が再建を主導する見通しが強まった。

 デルタは声明で「長年のパートナーであるアリタリアと協力し、今後もパートナーシップを維持する方策を探し続ける」と発表した。詳細については明らかにしていない。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラはデルタが1億ユーロ(約124億円)の投資を検討していると報じていた。また、同国紙メッサジェロは、デルタがアリタリア株10%を取得し、業務上の一定目標を達成すれば、持ち分を4年以内に倍増させると伝えている。

 70年以上の歴史を持つアリタリアはこれまで2度の経営破綻に陥った。2014年にアラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空がアリタリア株の49%を取得して再建を目指したが、LCCとの競争激化などで業績が回復しなかった。

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