高論卓説

制度見直しと先端技術で渋滞解消 踏切での一時停止がなくなるかも!? (1/2ページ)

平松庚三

 高速道路は毎年延長され、道路事情も年ごとに良くなっている。だが、交通渋滞は相変わらずだ。渋滞は制度の見直しと人工知能(AI)など新技術の導入である程度解消できると思っている。(平松庚三)

 国内には現在20万カ所以上に信号がある。面積当たりの数では恐らく世界一だ。例えば英国の面積は日本の3分の2だが信号機の数は2万5000しかない、つまり実質日本の5分の1。せっかく高価な車に乗りながら信号が多すぎるが故に街中走行の平均時速は15キロという笑えない報告もある。

 なぜ日本にはこんなに信号が多いのか。第1の原因は日本人特有の「自己責任の転嫁」にある。自分の責任で安全を確かめずに事故を起こし、「信号があるいは標識がなかったから」と他人や行政に責任を転嫁する。結果として不必要な信号が増えてゆく。

 一例として、よくある片方向だけが渋滞で他方向はガラガラの交差点のケース。信号が制御される時間は双方向とも同じだから、他方向が1台も通らないのにこちら側は赤信号だから待つ、いらいらしながら待つ。しかし、緊急時に警察官が手動で信号を制御し、交通量の多い方の青信号を長くするように、柔軟に信号を制御することによりこの問題は解決できる。つまり、警察官の代わりに交通量を量るセンサーと制御するAIを使う。

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