ECB総裁、異例の意見表明 米大統領のFRB批判受け「独立性懸念」 (1/2ページ)

13日、ワシントンで開催されたIMFの会合後、記者会見に臨むECBのドラギ総裁(ブルームバーグ)
13日、ワシントンで開催されたIMFの会合後、記者会見に臨むECBのドラギ総裁(ブルームバーグ)【拡大】

 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、トランプ米大統領が米金融当局の独立性を揺るがしているかどうかをめぐる議論で意見を表明するという異例の行動に出た。

 ドラギ総裁は13日、ワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)の会合で記者団に対し、「中銀の独立性に関し、確かに懸念している」と発言、「(特に)世界で最も重要な地域において」だと述べた。

 中央銀行当局者が通常、自国・地域以外の政治や経済イベントに関してコメントするのを避けることを踏まえると、ドラギ総裁の介入は注目に値する。ドラギ氏はその後、IMF本部で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長と話している場面が見られた。トランプ氏はパウエル議長について、米景気浮揚に向け十分な措置を講じていないとしてしばしば批判している。

 一方、トランプ米大統領は14日、FRBをあらためて批判し、FRBの量的引き締めがなければ一段高になっていただろうと指摘した。同大統領はツイッターに「FRBは適切に仕事をしていなかった。もしそうしていれば米株価はさらに5000~1万ポイント上昇していただろう」と投稿した。「量的引き締めは破壊的だ。真逆のことをすべきだった!」と指摘した。

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