治験中止…バイオジェン株急落で痛手 大型ヘッジファンドに影響直撃

 米バイオジェンと開発パートナーのエーザイが最終段階にあったアルツハイマー病治験薬の臨床試験を中止すると明らかにし、バイオジェン株が3月21日に急落したことから、幾つかの大型ヘッジファンドは痛手を負ったもようだ。

 昨年12月末現在の届け出に基づくと、米AQRキャピタル・マネジメントがヘッジファンドの中で最も大きく影響を受けたとみられる。運用資産1960億ドル(約21兆9400億円)の同社は2016年以降、バイオジェン株の保有を着実に増やしてきた。

 コネティカット州グリニッチにある同社は、同時点でバイオジェン株320万株を保有していたことが示されている。アローストリート・キャピタルやルネサンス・テクノロジーズなどもバイオジェン株の保有が大きい。

 ニューヨークを本拠とするオービメッド・アドバイザーズも打撃を受けたもようだ。同社の「オービメッド・グロース・トラスト」が最も大きく保有しているのがバイオジェン株で、今年1月末時点で投資全体の11.7%を占めていた状況を最新の概況報告書が示している。同時点の運用総資産は約4億500万ポンド(約593億円)。(ブルームバーグ Tatiana Darie)