太陽の昇る国へ

対欧外交で中国の覇権に警鐘を 幸福実現党党首・釈量子 (1/2ページ)

 --今月11日に行われたEU(欧州連合)特別首脳会議で、英国のEU離脱期限が10月末まで再延長となることで合意された

 英国会では離脱案がまとまらずに紛糾しています。2016年の国民投票でEU離脱を決断したものの、英国全体がグローバリズムの“ぬるま湯”から抜け出せずに、尻込みしているように見えます。

 ただ、EU離脱の流れは変わらないでしょう。英国がEUから離脱しようとしているのは、移民流入と経済低迷によって英国民の失業者が増えたり、EU分担金に対する不満感が国内で高まったりしたためです。国家主権を一部放棄し、ヨーロッパ統合の“夢想”に走ったことは間違いだったと、英国民が肌で感じ取ったのです。

 「国としての主権を失うことは、大英帝国の誇りを失うことと同じ」といい、EUの前身であるEC加盟に反対したサッチャー元首相の気概を思い出し、国家主権を取り戻すべきだと思います。「合意なき離脱(ハード・ブレグジット)」の回避に焦点を当てる報道も目立ちますが、世界経済に一定の影響が出るのはやむを得ません。

 EU自体が、ドイツやフランスなど経済力のある国の財政負担に依存する体制となっており、非常にいびつです。英国に続いてEU離脱を目指す国が出てきてもおかしくありません。

 --これからの日英関係については

 英国は自由・民主・信仰の価値観を共有できる友好国ですから、「日英同盟」のように、日本と英国が幅広い分野で協力することが望まれます。英国が孤立を深めるようであれば、日本が手を差し伸べるべきです。

 英国の国防相がこのほど、新型空母を南シナ海に派遣すると発表しました。中国の覇権主義からシーレーンを守るということで日英両国が手を握ることも視野に入りつつあります。日英は航空・宇宙などの分野でも協力できるでしょう。航空自衛隊のF-35Aが先日、青森県三沢市沖で墜落しましたが、米国産の戦闘機の部品・技術の大半が“ブラックボックス”となっていることを問題視する声も上がっています。日英による次期戦闘機の共同開発という選択も有力視されるかもしれません。

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