海外情勢

船価、中国の公害対策で上昇 現代重工トップ、LNG需要増見込む (2/2ページ)

 韓国シニョン証券のアナリスト、ウム・キョンア氏(ソウル在勤)は「今年に入り、LNGタンカーの需要が高まっているのは良い兆し。LNGタンカーで受注枠が埋まってくれば、造船会社は船舶全体の価格を上げることも視野に入れられる」と分析する。

 韓国産業通商資源省によると、大手3社を含む韓国の造船業界は18年に世界で発注されたLNGタンカー80隻のうち94%を受注。大型原油タンカー(VLCC)も韓国勢が87%受注した。

 現代重工業では昨年、受注残が25%増えた。カ氏は船舶の価格を上げる余地が生まれていると見ている。韓国勢が受注した船舶の平均価格は昨年、1割上昇し、今年も同様に上がると予想する。

 同氏によれば、世界の造船業界は今後数年にわたって穏やかな回復を遂げる。昨年の世界の造船受注量は5500万総トン強だったが、今後は6000万総トンを超える可能性もあるという。

 また、船体に使われる鋼板の価格が昨年は3割強上昇したが、今年は維持またはわずかな上昇にとどまる見通しであることからも、現代重工業の今年の業績は昨年より改善すると同氏は期待している。(ブルームバーグ Kyunghee Park)

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