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米中協議は「最終局面」に 米高官、依然多くの課題も

 米国のムニューシン財務長官は28日、中国との貿易協議が「最終局面」を迎えているとの見方を示した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。両国は30日から北京で、5月8日からはワシントンで閣僚級協議を行う予定。2回の協議で実質的に妥結させ、首脳会談での決着につなげたい意向とみられる。

 ただムニューシン氏は、まだ課題が多く残っていると指摘。交渉が決裂する可能性も残っているとの認識を示した。

 30日からの協議には、米国側はムニューシン氏やライトハイザー通商代表らが参加。中国側は劉鶴副首相らが出席する。また、劉氏らは訪米し、5月8日からワシントンで協議を継続する。

 合意内容を中国に確実に履行させる仕組みや、発動済みの追加関税をどの程度撤廃するかをめぐり、両国の間には依然として主張の隔たりがあり、交渉は難航している。(共同)

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