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“コスメ大富豪”韓国で続出 外資投資、独自ブランド成功導く (1/2ページ)

 フェースマスクは数分で肌に潤いを与え、角質を除去し、滑らかに整えることができる。フェースマスクで巨額の資産を築き上げることも可能だ。しかし、それにはもう少し時間がかかる。韓国で化粧品事業を手掛けるキム・ジョンウン氏の場合は2年だった。

 スキンケアが美の追求の中心となり、ナチュラルな艶肌を目指す消費者が増える中で、驚くほどの富を蓄えた韓国人が何人か出てきた。

ゴールドマン注視

 ゴールドマン・サックス・グループは昨年10月、キム氏率いるGPクラブの株式5%を6700万ドル(約75億円)で取得。クリームや口紅などの化粧品を手掛けるGPの企業価値は13億ドルと評価された。残りの95%株はキム氏一族が保有している。

 GPの当時の最高執行責任者(COO)、ソン・ムンホ氏が1月のインタビューで語ったところでは、ゴールドマンは強い関心を持って化粧品市場を注視していると当時話していたという。同氏は既に退職している。ゴールドマンのソウル在勤広報担当、クリストファー・ジュン氏はコメントを控えた。

 2017年には英・オランダ系消費財・生活用品メーカーのユニリーバがスキンケア製品メーカーのカーバー・コリアの大部分を手中に収めた。22億7000万ユーロ(約2836億円)を投じ、ゴールドマンとベイン・キャピタル、創業者のイ・サンロク氏の持ち分を買い取った。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、イ氏の資産は9億ドル相当。

 クレディ・スイス・グループは昨年10月、メディヒール・マスクシートの製造元であるL&Pコスメティックの株式約3%を約400億ウォン(約38億円)で取得した。大韓貿易投資振興公社によれば、韓国は17年に世界6位の化粧品輸出国となった。18年1~9月期の輸出額は46億ドルと、前年同期比で31%増加。中国の需要が寄与した。

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